元々区立保育園があった場所で、民間の幼稚園事業が公募され、現在隣の区で幼稚園を運営されている学校法人が、新幼稚園を建設することになりました。

保育室に自然の風と光を入れるため、また外部からのセキュリティ確保のために、中庭を囲んで保育室や遊戯室を配置しています。幼稚園の設置基準は、最低の保育室面積と園庭面積が決められており、基準に対してそれほど広くない敷地の中で、豊かな中庭空間をつくるために保育室は変形のL字形としています。

L形の保育室は、少しふくらんだ中央のスペースで集合することも、アルコーブやデンなども含めた様々なコーナーに居場所を見つけて分かれて過ごすことも、どちらにも対応できる形です。幼稚園の生活で、午前中はクラスで集まって一斉に何かをするのに対して、午後は、年少から年長まで入り乱れて幼稚園全体を自由に使って遊ぶことにも対応しています。

また、グラフィックやタイルのパターンやガラス玉などによって、抽象化された自然の形(葉っぱや虫や動物など)がいたるところに埋め込まれており、生活の中で子どもがいろいろな発見をして楽しむことができるようにしています。

所在地 東京都
構造設計 オーノJAPAN
設備設計 ZO設計室
照明デザイン 岡安泉照明設計事務所
グラフィックデザイン SWIMMING
敷地面積 1,079.46 m2
建築面積 426.41 m2
延床面積 933.41 m2
撮影 太田拓実


Location Tokyo, Japan
Structural Engineer Ohno JAPAN
Lighting Designer Izumi Okayasu Lighting Design
Site Area 1,079.46 m2
Building Area 426.41 m2
Floor Area 933.41 m2
Completion Year 2017
Photographs Takumi Ota